日本におけるプロポリスの歴史
太古の昔から活用されてきたプロポリスですが、日本におけるプロポリス活用の歴史はさほど昔のことではありません。
日本における在来種であるニホンミツバチはプロポリスをつくりません。
セイヨウミツバチは巣を作るとそこに定住する性質があるため、プロポリスを使って固い巣を作りあげ、その巣を長く利用します。しかしニホンミツバチはすぐに巣を捨てる逃去性が強い性質がありますから巣は柔らかく、プロポリスを使った固い巣を作らないと考えられています。
またニホンミツバチは病害虫に強い性質をもっており、巣に問題が起きればさっさと逃げ出してしまうというしたたかな面も併せ持っており、そういう理由でプロポリスを必要としないと考えられています。
数10年前までは日本ではプロポリスという物質が一般に認知されておらず、一部の事情通や海外通といった人たちが知っているに留まっていました。
日本でプロポリスが注目を集めるのは、1985年10月に名古屋市で開催された『第30回 国際養蜂会議』で、プロポリスが取り上げられ、その健康パワーに注目が集まって以降のことです。
そして、日本でもプロポリスに医学会や薬学会が大きく注目し、どんどん研究や発表が進められ、それをマスコミが大々的に取り上げたことから、その後プロポリスは一大ブームとなったのです。
現在では200社とも500社ともいわれるプロポリスのメーカーが存在し、単品の健康食品として、ビタミンCやカルシウムなどと並んで10本の指に入る市場規模を持つ健康食品商材として広く認知されるまでになりました。
プロポリスは、ミツバチが植物の自然の恵みを活用し、自らの分泌物と混ぜ合わせてつくりあげるものです。
最新の研究ではプロポリスには100種類以上の成分が含まれていることが分かっており、特に有機物やミネラル成分はバリエーションに富んでいることが分かっています。
現在では、主にブラジル産プロポリスの起源植物であるアレクリンに含まれるアルテピリンCや、クレロダン系ジテルペン、ケルセチン、カフェイン酸フェネチルエステルといった注目の成分を個別に研究されるようになっています。
また、より重要と考えられるところではプロポリスに含まれる様々の含有成分が相互に複合し、影響し合った作用というところに注目して研究が進められるようになっています。
しかしプロポリスには現在の人類の調査・研究では分からない謎の部分が多く残されているのも事実です。
日本では、多くの学術調査や研究が現在も進められていますが、今後、自然界の神秘とも捉えられているプロポリスについて、体系的な研究が続けられ、より真実の解明に近づいていくことに期待が寄せられています。








