ミツバチたちの社会生活
ミツバチは社会性のある昆虫として知られており、集団で秩序を保って生活しています。ミツバチたちがつくりあげる高度な社会をみていきましょう。
ミツバチは群として集団で生活していますが、巣の構造にも秩序があります。
ミツバチは巣の中で球状の形をつくって生活圏としています。一番中央の部分は外敵や外部の病原菌からも離れたところにあり、安全であるということから、産卵と育児の場所となっています。
また産卵と育児のためには30度以上の温度が必要となっており、ミツバチが密集することで中心部分の温度が高くなり、産卵育児に適した場所となっています。
その産卵育児場を取り囲むように花粉の貯蔵場所、そして外側に蜜の貯蔵場所を備えています。
ミツバチは群として一つの巣を作りますが、自然な状態の巣では、両面に正六角形の巣房がきれいに並んだ形になります。
巣房には3種類あり、小さい巣房は働き蜂のため、大きい巣房はオス蜂のため、そして王台と呼ばれる特別な巣房は女王蜂のためのものです。
健全に群を守り続けるために、ミツバチの巣は一定の温度に保っておく必要があります。ミツバチたちは四季を通して巣の温度を保つためにさまざまな活動をしています。
働き蜂たちはたくさん蜜や花粉を集めて、それらを食べることでエネルギーに代えます。
動き回ることで巣の中の温度を高めたり、また巣内の温度が暑い場合には、羽を振り続けることによって換気したり、水を口に含んで運んできて温度を下げたりしています。
冬になりミツバチたちも巣外での活動を控える季節になると、寒さを防ぐためにミツバチが集団で固まり、蜂球と呼ばれる状態になります。すると一番外にいるミツバチは寒くなってきますので蜂球の内側に入り込んできます。この動きを繰り返すことによって厳しい冬の寒さをしのいでいるのです。








